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親からの虐待などで居場所のない子どもの緊急避難先となる「子どもシェルター」が開設から2年を迎え、 21日、那覇市でシンポジウムが開かれました。
おととし4月に開設された「子どもシェルターおきなわ」は、虐待や貧困で家庭に帰ることができなくなった10代後半の少女を一時的に受け入れる施設です。
シンポジウムでは2年間の活動や、入所した子どもの事例が報告されました。
「子どもシェルターおきなわ」によりますと、昨年度は延べ17人が入所していて、その理由は、8人が虐待による家出でした。
また、「虐待」には育児放棄や精神的な束縛など、目に見えない行為も含まれていて、親が自覚していない場合もあるということです。そのほか主催者からは、シェルターの周知や、入所中のプログラムの工夫などが課題として提言され、多くの人が真剣に聞き入っていました。