続いてはQプラスリポートです。好調な沖縄観光ですが楽しかった旅の大切な思い出になるのは・・・やっぱりお土産ですよね。
沖縄だけでなく、様々な観光地でその土地のものが人気になるのがお土産ですが、今、世界中から訪れる観光スポット、タイで大人気のお土産があるんです。
それがこちら・・・赤瓦コースター。この赤瓦コースターをタイで販売しているのは沖縄の瓦工場でした。一体なぜ瓦工場がタイでお土産屋さんを経営するのか、タイまで行っちゃいました!
年間3000万人以上訪れる観光大国です。人気を集めている1軒のお店。実はこちら沖縄発のお土産屋さんなんです。その仕掛人はというと…
新垣たくじさん「(Qこういうの気になる?)めっちゃ可愛い可愛いから商品開発につかいます」
新垣たくじ・35歳与那原町にある新垣瓦工場で企画販売を担当している可愛いもの大好き男。一体なぜ、瓦工場が、タイでお土産屋さんを?その舞台裏にカメラが潜入しました。
新垣たくじさん「13年前までは赤瓦を作っていたが今は作っていない。今は赤瓦のコースターとかアロマでヒューザーを作っている」
昭和26年創業。新垣瓦工場。13年前までは沖縄伝統の赤瓦を製造していたのですが、建築様式の変化で、その需要は低迷。そこで目をつけたのが「お土産産業」だったのです。
新垣たくじさん「赤瓦はコースターに凄く最適な素材で水滴を吸うので、テーブルの上が濡れないというコースターが作れるんですよ」
こちらの店舗では、沖縄のお土産として、赤瓦製のコースターをはじめ、アロマデフューザーが販売されていて売れ行きも好調だといいます。新垣瓦工場がしかけた赤瓦を使ったお土産戦略。それは県内だけに留まりません。
新垣たくじさん「一応タイに6店舗ありましてタイのお土産として作っています」
その実態やいかに…
新垣さんがタイに視察に行くという事なので、同行させてもらいました。タイへは、飛行機で4時間半です。
新垣たくじさん「(Qいまからどうしますか?)いまから事務所行きます」
事務所があるのはバンコク市内。到着したこの日は、事務所で仮眠します。取材は翌日からです。
新垣たくじさん「おはようございます」
タイの事務所は5階建てになっていて、商品もこちらで製造しています。こちらはミャンマー人のモウさん。半年ほどこちらで働いています。
彼らが一日、作る商品の数は何と100個以上。しかもすべて手作りです。続いては、商品が販売されているショップへ。交通渋滞を避けるため、タイでの移動はいつもバイクタクシーなんだそうです。
新垣たくじさん「(Qこのエリアは?)このエリアは観光客が多ですね。日本人でも中国人でもいっぱいいます。観光スポットですタイに来る観光客に向けてここに出しました」
バンコク屈指の観光スポット・アジアティーク。このエリアに6店舗展開しています。その中で、まずはメイン通りにあるショップに案内してもらいました。
しかし・・・
新垣たくじさん「食事中に消えたってやつですね」
お店の中は蛻の殻。タイ人スタッフはどこへやら・・・急遽、新垣さんがお店の前に立ち接客することに。しかし…
さらに・・・こちらの店舗では・・・
オープンしているのにもかかわらず、店の中で食事中。大丈夫ですか~?!
新垣たくじさん「これを怒っても仕方がない売り上げだけは上げてね」
タイでは「完全歩合制」をとっている新垣瓦工場。
スタッフの皆さん、お客さんがいない時は自由ですが・・・お客さんが来たら彼女たちは一気に接客営業を行います。売ったら売った分だけ自分の給料も上がる。そのシステムにし業績もアップしたといいます。
新垣たくじさん「よく言うのは・・・できるだけ早く多くの失敗をしたい。トライ&エラーでしか成功は導くことはできないできるだけそれを早くしたい。というのは常に考えています」
瓦屋が仕掛けたタイお土産プロジェクト。今後も彼らの挑戦から目を離すことができません。