※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
27日から沖縄を訪問されている天皇・皇后両陛下は、28日、初めて日本最西端の島与那国島を視察されました。両陛下は、28日正午前に与那国空港に到着されました。
空港前では、出迎えた島民の呼びかけにおよそ3分間手を振ってこたえられました。
与那国島の島民は、「皇后さまきれいで感動しました」「最果ての島ということでいらしたと思いますが与那国島のことを考えてくださったんだなと思って感激しています」「こんな小さな島においでいただくなんて感謝感激でいっぱいです」などと話していました。
陛下は、はじめに島の東にある牧場で島固有の「与那国馬」を視察されたほか、県指定の天然記念物で世界最大級の蛾「ヨナグニサン」をご覧になりました。
両陛下はサナギの大きさに驚かれ皇后陛下は分布についても詳しく職員に質問されていました。また、久部良小学校では、地元保存会による伝統芸能の「棒踊り」を熱心にご覧になった後、演者一人一人に言葉をかけられていました。
言葉をかけられた前大舛晄大くん(小1)は、「ちょっとミスが多かったけど頑張れた。95点くらい」と話していました。言葉をかけられた演者與那覇有羽さんは、「演目のことや楽器のことに質問がありました。島のことについて勉強されているんだなと思った」と話していました。
両陛下は、地元漁協で水揚げされたカジキマグロをご覧になった後、およそ110キロ先に台湾が望める日本最西端の碑を視察されました。与那国島視察を終えられた両陛下は先ほど那覇市に戻られ、29日は、那覇市内で東京オリンピックの競技種目となった沖縄発祥の伝統空手を視察される予定です。