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80年前の沖縄戦で伊江島での戦いを基にした映画の撮影していた2024年、戦没者とみられる、20人分に相当する遺骨が見つかっていたことが分かりました。
伊江村などによりますと2024年8月、島で元日本兵2人が終戦を知らずにガジュマルに身を隠し続けた実話をもとに制作された映画「木の上の軍隊」の撮影中、戦没者とみられる遺骨や遺品が見つかりました。遺骨の発見は2003年以来だということです。
見つかったのは伊江村西江前の資材置き場で、造園業を営む知念洋輝さんが撮影のため一時的に木を植える作業をしていたところ発見しました。
知念洋輝さん「最初は動物(の骨)だと思っていたので、人骨と知ったときはちょっとびっくりして唖然としました」「40センチ50センチぐらいでしたよ。太ももの骨かなと思うんですけど」
厚生労働省によると、見つかった遺骨は20人分に相当するということで、戦没者かどうか鑑定作業を進めています。
知念洋輝さん「どなたかのご遺族のもとに帰られてですね、鑑定してもらって1人でも多くの方に(この出来事)を分かって頂ければ」
また村では、今回、遺骨と一緒に見つかった遺品を「伊江島はにくすに」で展示しています。