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道路に設置されている付属物の老朽化について調べたアンケートで、沖縄県は標識や信号機などのメンテナンスが必要と答えた割合が全国で最も高いことがわかりました。これは自動車部品や電線などを製造する古河電気工業が道路付属物のメンテナスなどについて全国で実施したアンケートの結果です。
「道路附属物」とは道路標識やカーブミラー、街路樹など、道路管理者の自治体が設置するもので、全国で1000万本以上あるといいます。全国の5割の住民が道路付属物の老朽化を認知していて、沖縄県では道路標識や信号機・防護柵、街路樹などがメンテナンスが必要という意識が全国で最も高くなっています。
県内の道路付属物の老朽化は「台風などが襲来する気候で有人島嶼部が多い」ことが要因とし、共同で調査した東北大・大学院工学研究科の久田真教授は「道路付属物の落下事故が起これば住民がけがをするリスクも高く、社会として非常に大きな課題」と述べています。