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辺野古新基地建設を巡り、ワシントンの日本大使館関係者が2020年、アメリカのシンクタンクに工費拡大を示唆する発言をしたことについて岩屋外務大臣は、15日事実上これを認めました。

アメリカのシンクタンク戦略国際問題研究所、CSISは2020年,辺野古新基地建設の実現性に疑問を呈する報告書を発表しました。

報告書を受けて、ワシントンの日本大使館などは基地建設について「基地建設のためにはどんな高額でも支払う」「いくらでも資金を投入するつもりだ」などとシンクタンク側に反論していたことが取材で分かりました。

この経緯について、岩屋外務大臣はきのうの会見で、見解を問われ「政府として報道の逐一は答えない」とした上で事実上経緯を認める発言をしました。

岩屋外務大臣は「シンクタンクの方は辺野古への移設は難しいと当初は言っていたのだと思うが、そうではないという説明を我が方からしたのだろうと思っている」と話しました。

岩屋大臣は新基地建設について「基地負担の軽減を図るため引き続きアメリカと緊密に連携して作業を進める」と述べました。