※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
宮古島市の砂川集落では、290年以上続く津波よけの祭り「ナーパイ」が2025年3月29日に行われました。
宮古島市の砂川集落に古くから伝わる津波よけの祭り「ナーパイ」は、竜宮から来たとされる女性「ウマニャーズ」によって伝えられたとされていて、旧暦3月の最初の酉の日に行われる伝統行事です。
はじめに、ウイピャー山の頂上にある「ウマニャーズ」が祀らている場所で祈りが捧げられたあと、女性たちは「ダティフ」と呼ばれる竹に似た植物を手に祭場をあとにします。
その後、男性たちが歌う神の名を崇める歌「カンナーギ・アーグ」が流され、女性たちは海岸沿いの道を歩きながら所々にダティフを差し込み、津波が来ないようにと祈願。最後は海岸近くで神歌に合わせて踊り、集落の安全と五穀豊穣を祈りました。