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那覇市の市有地の所有権をめぐる贈収賄事件で便宜を図る見返りに前の市議会議長とともに金銭を受け取ったとして収賄の罪に問われている飲食店経営者の24日の初公判で飲食店経営者は無罪を主張しました。

この裁判で那覇市に住む飲食店経営の村山末子被告(72)は、那覇市の市有地の民間人側への所有権変更について便宜を図ってもらう目的で市議会の前議長、久高友弘被告(76)に依頼した見返りに、不動産会社の代表取締役など3人から現金4500万円を受け取ったとして収賄の罪に問われています。

24日、那覇地裁で開かれた村山被告の初公判では「金銭は受け取ったが賄賂としては受け取っていません」など起訴内容を否認。弁護側は「資料一式を取り戻すための資金」として「久高被告らと共謀」を否定し無罪を主張しました。

また、この日は、この事件で贈賄の罪に問われている元総会屋で鹿児島県に住む小池隆一被告(81)の初公判も開かれ現金授受は認めたものの「賄賂ではない」などとして無罪を主張しました。