春のセンバツ高校野球。沖縄尚学が1回戦で青森山田と対戦、6対3で勝ちました。
寺崎未来アナ「甲子園通算30勝まであと4勝、県勢2校のうちまずは沖縄尚学が初戦です」
2年ぶり8度目のセンバツ出場・沖縄尚学が対戦したのは、去年のセンバツベスト8の青森山田。沖尚の先発、新2年生エースの末吉良丞（すえよし・りょうすけ）が高打率を誇る青森山田打線に対します。
末吉は最も警戒しているという1番・佐藤洸史郎（さとう・こうしろう）をフルカウントからセカンドゴロで打ち取ると…その後、ランナーを一人出しますが、後続をダブルプレーに抑え、無失点のピッチングでスタートします。
打線はそのウラ、2アウト1・3塁のチャンスを作りますが、5番・阿波根裕（あはごん・ゆう）の打球は惜しくもセンターフライ。先制とはなりません。2回。末吉は、4番・蝦名（えびな）にチーム初ヒットを許すと、バントとワイルドピッチで1アウト3塁のピンチを招きますが、きょう最初の三振を奪うと、ライトフライ。ピンチを切り抜けます。3回。この回先頭のキャプテン・眞喜志拓斗（まきし・たくと）
右中間を破るスリーベースヒットでチャンスを作ります。1アウトになって3番・新垣瑞稀（あらかき・みずき）レフト前に運び、タイムリーヒット。沖縄尚学が先制に成功します。
5回には秋の公式戦打率.531の4番・比嘉大登（ひが・たいと）おもに代打で活躍してきた5番・阿波根裕（あはごん・ゆう）の連続タイムリー。さらに打線が止まりません。7番・安谷屋春空（あだにや・はるく）は2点タイムリーヒットでつなぎ、8番・山川大雅（やまかわ・たいが）もタイムリー、この回5点を追加。6対0で前半を終えます。
一方、尻上がりに調子を上げ、2回以降1本もヒットを許さなかった末吉。しかし、7回。青森山田の3番手ピッチャー・エース下山に2点タイムリーを浴び、3点差に。緊迫した展開となります。それでも粘りのピッチングでマウンドを譲らないエース。9回157球の熱投で完投勝利。沖縄尚学が青森山田を下し、2回戦に駒を進めました。
