
高校野球春のセンバツ。きょう開会式が行われ、県勢の2校が甲子園で入場行進しました。その後、あす初戦を迎える沖縄尚学が前日練習を行いました。
97回目を迎えた、春の訪れを告げる選抜高校野球。32校の出場校が甲子園で入場行進を行いました。
今大会は11年ぶりに県勢から2校が出場。2年ぶり8度目の出場、沖縄尚学、それに続いて、初の出場となるエナジックスポーツが甲子園の地に足を踏み入れました。
寺崎未来アナウンサー「開会式から2時間、大阪シティ信用金庫スタジアムに場所を移しました。あすの青森山田との1回戦に向けた練習です」

去年秋の九州大会を制して、センバツ出場を決めた沖縄尚学。沖縄高校時代の1962年に初出場以降、1999年、2008年の2度の日本一を経て、甲子園で春夏合わせて26勝を挙げ、通算30勝に迫っています。
試合の主導権を握るカギは「バッテリー中心の守り」。最速150kmの新二年生左腕・末吉良丞(りょうすけ)をはじめ、新二年生のピッチャー陣が、長打力を誇る青森山田に立ち向かいます。

沖縄尚学 末吉良丞選手「緊張というより、わくわくが強い。自分の力を最大限発揮できるように頑張っていきたい。まずは初戦を勝って波に乗って行ってしっかり甲子園30勝を達成して春のセンバツで優勝するのを目標に頑張っていく」
また、バッティングでは秋の公式戦打率5割3分1厘の比嘉大登、4割8分6厘の宮城泰成、4割の安谷屋春空など、高打率を誇るバッターの「つなぐ打線」で得点をめざします。
沖縄尚学 宮城泰成選手「『得点圏での一本』を心掛けてやっていきたい。どんな展開でも勝ちにこだわって1点でも多く取っていきたい」

沖縄尚学 眞喜志拓斗主将「きょう開幕してわくわく感、いざやってやろうという気持ちがわいてきたので、今までやってきたことを明日出すだけ全国でも通用する姿を見せたい」

自分たちが持っている力をあとは出すだけと話す沖縄尚学の選手たち。17年ぶりのセンバツ制覇へ。大事な1回戦を迎えます。