※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

2024年10月、わいせつ目的で女性を誘拐し性的暴行を加えた罪に問われている男の裁判が開かれ、裁判所は、男に懲役8年を言い渡しました。わいせつ誘拐と不同意性交等の罪に問われているのは、那覇市の塗装工宮城勝徳被告(33)です。

起訴状などによりますと、宮城被告は2024年10月わいせつ目的で那覇市の路上を歩いていた10代女性に声をかけ、自身の車に乗せ誘拐しその車内で性的暴行を加えたとされています。

これまでの裁判で、被告は、起訴内容を認めていて検察は懲役9年を求刑した一方、弁護側は、寛大な判決を求めました。2025年3月12日に那覇地裁で開かれた判決公判で、佐藤哲郎裁判長は、「容易に助けを求めることができない状況に置いたうえ、拒絶の言葉を述べる被害者の心情を顧みることのなく自己の欲望の赴くまま犯行に及んだ。被害者の自由を大きく損なう悪質な犯行」と指摘。

また、被告は、2016年に強盗強姦などの罪で懲役8年の刑を受けたにも関わらず、仮釈放からわずか1年足らずで犯行に及んでおり、厳しい責任非難を免れないとして、被告に対し、懲役8年を言い渡しました。