18日に開幕するセンバツ高校野球の組み合わせ抽選会がきょう行われ、沖縄尚学とエナジックの初戦の相手が決まりました。
午前9時から大阪で行われたセンバツの抽選会。32校の出場校の中で11年ぶりに沖縄県勢から2校が出場します。去年の九州大会で優勝し、2年ぶり8度目の出場となる沖縄尚学は2日目の第3試合で青森山田と対戦します。
青森山田 菊池伊眞(いっしん)主将「雪が降って限られた環境でしかできないので、一人ひとりの能力アップとチーム力向上の二つをテーマにやってきた」
青森山田は、去年のセンバツベスト8、夏の甲子園でもベスト4に輝いた強豪校。秋の公式戦チーム打率3割7分5厘と強力な打撃陣に、盤石な投手陣の継投で勝ち上がるスタイルで、去年秋の東北大会では準優勝に輝き2年連続4度目のセンバツ切符を勝ち取っています。
対する沖縄尚学はエース末吉を擁するバッテリーとつなぐ打線で九州大会を制し、明治神宮大会に出場。初戦では敦賀気比に11対5と大敗し、全国の壁の高さを目の当たりにしました。
沖縄尚学 眞喜志拓斗主将「明治神宮大会では持ち味のバッテリーを中心とした守りが崩れてしまって悔しい負け方をしてしまったので、もう一度守りの部分を一から見直してやってきた。練習試合でもエラーがなくなっているしセンバツで自分たちの野球をしたい」
一方、九州大会で準優勝し、創部3年目で初の出場となるエナジックスポーツは、4日目の第2試合で東海大会ベスト4、8年ぶり2度目の出場となる愛知の至学館と対戦します。
エナジックスポーツ 砂川誠吾主将「緊張した「エナジック旋風を起こして甲子園優勝」というのは日ごろチームでも声に出している言葉なのでそれを目標に頑張っていきたい」
至学館は去年秋の愛知大会で優勝。エース尾﨑と井口のバッテリーをはじめ、スターティングメンバーのうち6人が新年度から2年生になる下級生です。
至学館 船橋幸多主将「後半の攻撃が特に課題だったので後半の粘りがどれだけできるか?ということに取り組んできた。相手のエナジックスポーツはノーサイン野球と聞いているのでよく観察して自分たちの野球をやっていきたい」
大会は18日に開幕し、甲子園を舞台に春の日本一をかけた13日間の熱戦が繰り広げられます。
沖縄尚学と青森山田は過去に対戦経験があります。2005年のセンバツ1回戦で対戦し、沖縄尚学が16-3で勝ちました。あれから20年越しの対戦となります。
また、エナジックと対戦する至学館はちょうど沖縄遠征中で、興南や糸満、首里といった各校と試合を行い甲子園に備えているということです。