
おととい、恩納村で「PGM×ACCORDIAチャリティゴルフ」が行われ、プロゴルファーのペア24組の夢の共演が見られました。県勢選手も大活躍でした。
本格的なゴルフシーズンの到来を前に行われたプロゴルファーによるペアマッチ「PGM×ACCORDIA チャリティゴルフ」
プロフェッショナルトーナメントには、去年優勝した蝉川泰果や宮里聖志・優作兄弟などの県勢選手を含め、プロゴルファー48人が出場しました。この大会は、抽選で男女プロがペアを組み、各自がボールを打ってそれぞれのホールで良かった方のスコアをチームスコアとして競いました。
宜野湾市出身の24歳、宮城夕夏乃(ゆなの)。去年、ゴルフの指導者として最上位のティーチングプロA級の資格を取得しました。
宮城夕夏乃「最初は緊張していたけど2番でバーディーが来てそこから和らいでいつも通りのプレーができた」
「相性は100点以上だった」という10歳年上の塩見好輝と、パットを打つコースなど、アイデアを共有するなど、頻繁に会話をしながら、コースを回ります。
塩見好輝「お互いの思っている意見を言い合う「僕はこれくらい曲がる」とか」
すると10番では、イーグルチャンスにつけた塩見に続き、宮城もグリーンそばにつけ、このホールでバーディを獲得。さらに、18番、3mほどの風が吹く中、パー5の第3打。得意な距離を残せたというアプローチでグリーンに乗せると、強気のパットで最後もバーディ。トータル6アンダーの成績でフィニッシュしました。
宮城夕夏乃「ゴルフ人口をもっと増やしたいというのが夢なので、ゴルフの楽しさをたくさんの人に伝えていけたら」
優勝争いは、藤本麻子(あさこ)・出水田大二郎ペアが、10アンダーでフィニッシュし、残りの組を待ちます。そんな中、待ったをかけたのは、大学の先輩、笠りつ子と組んだ名護市出身の35歳、嘉数光倫(てるみち)。
トップと2打差の8アンダーで迎えた最終18番、第2打でグリーンに乗せると、20m以上離れたイーグルパット。なんと、イーグル。最終ホールで2打差を追いつき、首位タイに浮上。喜びのカチャーシーを披露して会場のギャラリーを沸かせ、大会はプレーオフに突入します。
迎えたプレーオフ。勢いそのまま安定したショットを見せた嘉数。最後のバーディーパットを沈め、逆転で大会初のプレーオフを制した笠りつ子・嘉数光倫ペアが優勝に輝きました。
嘉数光倫「沖縄県出身ということで沖縄のみなさんに頑張っている姿を届けられてうれしく思うし、今後もツアーで活躍できるよう頑張ってまいりますので応援よろしくお願いします」
また、今大会の賞金の5%、ギャラリー入場料の一部やグッズ販売の収益は県や恩納村を通してチャリティとして寄付されるということです。
県勢トップ、最初は宜野湾市出身の正岡竜二選手だったのですが、嘉数選手が後半に怒涛の追い上げで、盛り返し、そして優勝までするという勝負強さを見せつけました。
ツアー初優勝を目指して頑張ってほしいです。宮城選手は「ティーチングプロ」として、これからもゴルフの普及に貢献したいということでした。