続いては沖縄のおとなり台湾の様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。
今回は、旧正月明けの寺院の様子や今注目のAIの話題をお伝えします。
澎湖県
旧暦の1月15日は元宵節(げんしょうせつ)。台湾では光輝く黄金の亀に平安を願う伝統行事が行われます。ひと際大きな亀の重さはおよそ16kg。時価総額は(日本円で)2億2,600万円あまり!
この幸運の亀を一年家に置くことができる権利をかけて、多くの人が木片を使った伝統的な「ポエ占い」に挑戦しました。勝者は翌年、さらに亀に金を加えて返納するのが習わしです。
その結果、なんと去年の勝者でもある歐軒維(おうけんい)さんが、最も縁起の良い型を8回叩き出し、なんと2年連続での勝利となりました。
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勝者 歐軒維さん「(去年の)元宵節に亀の加護を授かることができ、そのおかげで全て順調でした。亀に200gの金を加え、230万円ほどしました」
黄金の亀のご利益は、本当にすごいんですね!
南投県
大量の紙の山。これは全て旧正月にお参りした人たちのお賽銭です。台湾の寺院は旧正月明けも大忙し。数えきれないほどのお札が、テーブルいっぱいに広がります。その多くは100元札(約500円)で、どこの寺院でもスタッフ総出で丁寧に集計していきます。
紫南宮委員長 莊秋安さん「年越し期間中は、1日に10万人以上が参拝に訪れます。」
南投紫南宮(なんとう しなんぐう)では、21日間で、9000万円あまりのお賽銭が集まり、建物の維持費などにあてられるということです。
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台北市
台湾では今、AI機器がブーム!タッチパネルで氷の量やトッピングなどをカスタマイズし、およそ1分半でお好みのドリンクを提供するAIドリンクマシーンや、3~4分でアツアツの火鍋を提供する販売機も。
AI火鍋販売機企業 理事長 廖振宇さん「火鍋店のオープンには店舗の規模に関わらず、大体10人以上のスタッフが必要なため、この販売機を導入することで人手を雇わず運営することも可能です」
飲食業界での活用が増えているようですが、そんななか、ついにAI洗髪機が登場!お客さんの髪をさっと濡らして準備ができたら後は機械に任せるだけ。自動で洗髪・赤外線を用いた殺菌もできるんだとか。
体験者「とても気持ちいいです。前後で順番に髪を洗ってくれるので、きっと医療面で活躍すると思います」
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AI洗髪機器開発 堯士榮さん「すぐに機器を使いこなすことができます。研修は半日だけで済み、ボタン操作だけで複雑な技術も必要ありません。さらに、短期間で複数台の導入が可能です」
めんどくさいからきょうはいいや、というお風呂キャンセル界隈も、これなら納得?AI洗髪機、試してみたいですね!