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2024年に県内の空港や港などで押収された不正薬物が過去最多になったことが分かりました。

沖縄地区税関によりますと、2024年に県内で押収された不正薬物の摘発件数は99件と、2023年の51件から2倍近く増え過去最多となりました。

この中で、アメリカ軍関係者が私的に使う「非公用軍事郵便物」を用いた密輸の事案は58件と、2023年から40件増加しています。

このうち52件がMDMBという薬物で、インターネット上で購入して輸入したケースが多かったということです。

沖縄地区税関・知念勝政特別審理官「嫌疑者たち、輸入者たちの違法性の認識が薄かったということの中で、安易に(密輸した)」

非公用軍事郵便を用いた密輸の摘発件数は、2024年上半期は49件だったものが下半期には9件と減少したことから、沖縄地区税関では、軍の捜査機関と共同で密輸捜査を進めたことで抑止効果が働いたと分析しています。