※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

最初は企業の警備やホームセキュリティーを手掛ける会社が自社のノウハウを生かし超高齢化社会に対応し始めている新しいサービスについて。最先端と人のぬくもりが同時に感じられます。

担当者は「超高齢社会を迎えるにあたって弊社としてできること、セコムだけじゃなくて広く社会に還元できるサービスとしていきたいなと思いに至りました」と話しました。

こう話すのは、セコムの山口知圭子さん。高齢者や地域の様々な困りごとの解決に奔走し、コミュニケーションサービス「あのね」の開発に携わり運営しています。

会話サービス「あのね」とは「ボッコエモ」というロボットを介して話せるサービスです。

セコム琉球「あのねロングバージョン」が「おはよう、お返事ありがとう、きょうもようこさんにとっていい一日でありますように?」と話しました。

開発のきっかけは、2015年に地域密着型の店舗を開設し、高齢者への生活サポートを行う中で見えてきた「人とのつながり」がありました。

担当者は「コミュニケーション、声掛けそのものが喜ばれるんだけど人的にやるのは難しい部分があるので、何かICTを利用してこういったサービスを提供できないかなって」と話しました。

シニア世代に「元気に」そして「つながりを大切に」過ごして欲しいという願いを込めサービスには、あるこだわりがありました。

担当者は「AIサイト大きな特徴になるんですけど、これの向こう側には人間が24時間365日おりまして、あくまで血の通った人間との会話ということになります。」と話しました。

定期的な挨拶や日々の予定、お薬の服用など何気ない会話で誰かとつながる環境は高齢者にとっても安心を与えてくれそうです。

担当者は「こちらの利用者はシニアの方が多めになっているんですけどAIにはできない拾いきれない話題を拾ってみたりですね。それってどういう意味とか、今のってどういう言葉なの?って逆にコミュニケーションを活発化する内容になっているかと思います」と話しました。

セコムによりますと、今主要都市でのニーズが主だということですが、これから沖縄にも広がりを見せそうです。

今、流行りの生成AIが会話をしているのかと思いきや、その先には人が関わっていたというのに驚きました。県内でも普及するのか注目したいです。