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2月11日は建国記念の日です。「建国をしのび、国を愛する心を養う」日とされていますが、県内ではこの意味について考えるイベントが開かれました。
那覇市で開かれた「建国まつり」にはおよそ100人が参加し、そのなかで座波一県議は「ここ数年は理想平和主義から現実平和主義に期待する声が多くなっている」として「県民が日本国民として誇りと希望を持てる社会にしたい」と訴えました。
また、波上宮の大山晋吾宮司が「日本再生の鍵は沖縄にあり!」をテーマに講演を行い、沖縄と皇室の深い繋がりや、沖縄戦で県民が勇敢に戦ったことなどを語り建国の日を祝う意義と国を守ることについて考える必要性を訴えました。
一方、那覇市内では建国記念の日に反対する集会も開かれました。
2025年は戦後80年となることから「今、あらためて軍隊の本質を問う」をテーマにジャーナリストの謝花直美さんなどが、講演を行いました。
謝花さんは、台湾有事を懸念する声がある中、自衛官の志願者数が減少していることに触れ、元県知事の大田昌秀さんが語っていた言葉を紹介しました。
謝花直美さんは「労働力不足になる20年後、自衛隊も今は人がとれているけど、とれなくなるのは当たり前だと。そういう時に自衛隊が不足したら一体どうなるんでしょうねと(太田元知事は)おっしゃっていた」と述べました。
アメリカでは、社会保障や教育の機会をインセンティブに軍隊へ勧誘する仕組みがあり、もし日本で実施された場合、貧困の問題を抱える沖縄でも浸透していく可能性は「遠くないかもしれない」と述べました。