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2021年に県立高校の運動部に所属していた男子生徒が、部活の顧問からパワハラを受けて自死したとして、遺族が県を相手に損害賠償を求めた裁判で、県が8200万円を支払うことで和解する方針であることが分かりました。

この裁判は、県立コザ高校の運動部でキャプテンをしていた当時17歳の男子生徒の遺族が、顧問から日常的に暴言や激しい叱責などパワハラを受けたことが原因で自死に至ったとして県におよそ1億4000万円の損害賠償を求めたものです。遺族は、顧問が生徒に対して「使えない」「ウザい」など人格否定をするような発言をするなどして、精神的苦痛を与えたと主張しています。

県教育委員会によると2024年12月27日に那覇地裁が、遺族に8200万円の損害賠償を支払うとした和解勧告を出し、これを受けて双方の代理人が話し合った結果、一定の合意に至ったということです。

今後、県議会の議決を得られれば、和解に向けて本格的に動き出すということです。