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高齢化社会が進み認知症の人が増えるなか、症状への理解と自身が発症した際に住み慣れた地域で暮らし続るための方法などを考える講演会が北中城村で開かれました。
「認知症になっても、幸せに生きていける地域を目指して」と題された講演会には、社会福祉協議会の職員や民生委員など、およそ40人が参加しました。
講演では、若松病院の創設者で医師の田頭政三郎さんが、「認知症と診断された人に対して、家族や周囲の対応によって症状の進行に変化がみられる」と指摘しました。
そして「65歳以上では、5歳ごとに年齢があがると認知症になる人が2倍になる」というデータを紹介し「誰もが、認知症になることを覚悟して受け止めなければならない」と述べた上で、参加者に「発症した人やその家族が、幸せに生活できる地域づくりの中心になってもらいたい」と話しました。
参加者からは「認知症の人が、自己肯定感を高められるよう周囲が協力して、活動を制限するのではなく、その人らしく行動できるよう尊厳を守れるよう対策を考えたい」といった意見がありました。