続いてはプロ野球春季キャンプです。今年も県内各地で7球団が始動しました。各地の様子・県勢選手の奮闘をお伝えします。
戸田一希アナウンサー「中日ドラゴンズのキャンプ地、北谷町です。天気が心配されましたがなんとか持っています。選手たちは和やかな表情でウォーミングアップを始めました。」
プロ野球春季キャンプ。2月1日のおととい、本島・離島を含む県内で12球団のうち7球団がスタートを切りました。
中日ドラゴンズ
昨シーズン、セ・リーグ3年連続最下位に終わった中日。井上一樹新監督の下、1軍は北谷町で始動しました。
2022年ドラフト1位で入団した仲地礼亜。昨シーズンはけがに苦しみ、1試合のみの登板に終わりました。背番号も31から26に変わり、心機一転。3年目の今シーズンは、「100イニング登板」を目指して強い体づくりを進めます。
中日ドラゴンズ 仲地礼亜「しっかり1軍で投げられるようにケガもせずにまずは開幕ローテーション狙って、それから1年間投げていけたらと思う。今年はしっかり活躍して皆さんに良い結果を見せられるように頑張るので応援よろしくお願いします」
北海道日本ハムファイターズ
今年も存在感Maxの新庄剛志監督を中心に昨シーズンパ・リーグ2位と躍動した日本ハム。
北海道日本ハムファイターズ 金村尚真選手「優勝をめざして頑張るのでこれからも応援よろしくお願いします」
豊見城市出身・金村尚真は去年5月に先発に転向するとローテーションの一角として活躍。今年は、監督からプロ3年目で初の開幕投手に指名されました。
北海道日本ハムファイターズ金村尚真選手「まさかプロ3年目の早い段階で開幕戦を任せてもらえるとは思っていなかった」
目標は「二けた勝利」日本ハム9年ぶりのリーグ優勝への貢献を誓っています。
北海道日本ハムファイターズ 金村尚真選手「去年の自分を超えるためにも、このキャンプはすごく大切になってくるのでしっかり自覚を持ってやっていきたい」
東京ヤクルトスワローズ
浦添市でキャンプインしたヤクルト。侍ジャパンの主砲として活躍する村上宗隆はけがのため2軍スタートとなり不在だったものの、5年連続でキャプテンを務める実績十分の山田哲人を中心にヤクルトは昨シーズン5位からの巻き返しを誓います。
阪神タイガース
おととし38年ぶりの日本一を達成した阪神は藤川球児監督が就任。昨シーズン中継ぎで自己最多の35試合に登板しプロ初セーブも挙げた岡留英貴は、きのうキャッチボールやフィールディングで軽めの調整をしていました。
「50試合登板」「勝利の方程式入り」を目標に、プロ4年目のシーズンを迎えます。
東北楽天ゴールデンイーグルス
金武町でキャンプインした楽天は、三木肇監督が5年ぶりに復帰。5球団競合の末、入団したドラフト1位ルーキー・宗山塁が観客の目を引きます。楽天は3年連続4位から巻き返し、Aクラス入りを狙います。
横浜DeNAベイスターズ
寺崎未来アナウンサー「横浜DeNAベイスターズ日本一の優勝パレードです。沿道を埋め尽くす多くのDeNAファン、県民が選手たちを出迎えています」
初日、最も盛り上がったのが、宜野湾市。横浜DeNAは昨シーズンセ・リーグ3位から、下剋上で26年ぶりの日本一を達成し、優勝パレードやセレモニーが行われました。
宜野湾で前回優勝パレードが行われたのは、26年前の1999年。大魔神・佐々木主浩など当時のスター選手たちに熱狂し、熱い視線を送る県民の姿がありました。世代を越え、低迷期を乗り越え頂点をつかんだDeNAの選手たち。沿道に集まったおよそ1万6000人が笑顔で手を振ったり、その姿を目に焼き付けたりしていました。
宜野湾市民「色々な選手が見られたのですごかった」
宜野湾市民「もちろんリーグ優勝、日本一。ね!」
横浜市からのDeNAファン「日本一をファンになって応援して見られたのが初めてだったので、ずっと泣きそうでした」
Q.去年を振り返って? 横浜DeNAベイスターズ 宮城滝太「チームは日本一になりましたけど個人的には一番悔しいシーズンだった、一年振り返って何もできなかったなという思いはある」
県勢では嘉手納町出身で初のプロ野球選手となった宮城滝太。2018年に育成で入団すると、2022年に支配下登録。昨シーズンは1試合に登板しました。
横浜DeNAベイスターズ 宮城滝太「去年の悔しさを忘れずにオフの期間もトレーニングしてきた。開幕に向けてブルペン陣の1枠に入っていけるようにしっかりアピールしたい強い思いがある。とにかく自分はどんな場面でも投げられるのが強みだと思っている。チームを助ける1球・チームを助ける1アウトを意識してやっていく」
落差のあるカーブを武器に、日本一の球団でプロ初勝利へ。プロ7年目の24歳が1軍でスタートしています。
その他、石垣島では千葉ロッテマリーンズがキャンプを行っています。11日からは練習試合やオープン戦も行われる予定で、プロ野球選手の熱いプレーを県民や観光客が目の当たりにする一か月間が始まりました。
日本ハムの金村尚真投手、今シーズンの開幕投手を務めます。まだ「国際通りを歩いていても声をかけられることが少ない」と話していました。県内での知名度も上げていきたいという金村投手の今シーズンの大車輪の活躍を期待しています。