※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。
きのう、警察官を装って「事件の容疑者になっている」と嘘の電話で現金を振り込ませる特殊詐欺事件があり、沖縄市の20代男性が80万円を騙し取られました。
警察によりますと、きのう午前10時すぎに沖縄市の20代の男性の携帯電話に県外の警察官を語った男から「あなたは資金洗浄グループによる事件の容疑者になっている」と嘘の電話がありました。
男は無料通信アプリに男性を誘導し、ビデオ通話で警察手帳を見せたうえで電話の内容を口外にしないよう伝えて、「容疑を晴らすためにあなたの一万円札の番号を確認する必要がある」として口座に現金を振り込むよう指示をして、男性から80万円を騙し取りました。
振り込み後にやり取りを不審に思った男性が、警察に相談して詐欺事件が発覚したということです。
また先月27日には糸満市に住む40代女性にNTTファイナンスや日本個人情報保護協会の職員を装う男から、クラウドサービスの料金やアプリの利用料金が未納だとうその電話がありました。
話を信じた女性は男らの指示通り、ギフトカードを購入して利用コードを伝えたほか、指定口座に現金を振り込み、あわせて80万円をだまし取られました。
警察では、「同様の電話があった場合は必ず詐欺を疑い一度電話を切り、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼び掛けています。