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2025年1月29日は旧正月です。旧暦の文化が色濃く残る「ウミンチュの街」糸満市では、新しい年を迎え、地域の人たちが一年の繁栄などを願いました。
旧正月は糸満市の漁師にとって一年の航海の安全と大漁を願う大切な1日で、漁港では、旧正月の風物詩である色とりどりの大漁旗を船に掲げたり、2025年1月29日の朝に獲れた魚をさばく姿がありました。
大漁旗などを手がける大城喜一さんも特別な一日を祝います。
たけや旗染店・大城喜一さんは「毎年50枚は作っていますだいたい3年に1回のペースで(旗を)切り替えている船主さんはいます。船主が航海安全で無事に帰れますようにと願いを込めて作っています。これからも沖縄の暮らしが良くなるようにと思います」と話しました。
そして「ウミンチュの街」糸満の海の守り神を祀る白銀堂には、朝早くから参拝者が訪れ米や酒、線香を入れたビンシーと呼ばれる箱を手に、一年の家族の健康などを祈願していました。
参拝者は「今年も健康で一年間過ごせるようにしたい。世界平和で何事もなくみんなで暮らせるようにしたい」と話しました。
旧暦の文化を守り続けてきた「ウミンチュの街」は、静かに新年を迎えています。