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アメリカ軍・普天間基地の移設に伴う、国が強行する名護市辺野古の新基地建設。国はきょう、大浦湾にある軟弱地盤を固める、砂のくいを打つ工事に着手しました。

手登根カメラマン「午後3時です。大浦湾の作業船が、砂のくいを打つ作業に着手しました」

国が強行する辺野古新基地工事では先月、沖縄防衛局が海底に砂を敷く工事を始めていて、政府は大浦湾側の軟弱地盤を固める工事に着手したとしていました。

大浦湾の海底に杭を打ち込むために停泊している大型作業船では、きょう午後3時ごろから、海底に投入する砂がパイプに運ばれる様子などが確認されました。

沖縄防衛局は、QABの取材に「所要の準備が整ったことから、砂くいの打設作業を開始した」と説明し、大浦湾の軟弱地盤を固めるため、合計で7万1000本の砂のくいを海底に打ち込む計画です。

砂のくいを打ち込む作業は、気象条件などが整わずきょうまで着手がずれこんだものとみられます。

辺野古での砂くい打ちが始まったことについて玉城知事は先ほどコメントを発表し「国内に前例のない工事であり、難工事となることが予想される」としたうえで「工事が埋立申請書の内容に沿って行われているかどうか注視していくとともに、新たな事由が生じた場合は、関係法令の規定を踏まえ適切に対応してまいります。」としています。