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続いては、沖縄のおとなり、台湾の様々な情報をお届けする「わんさか台わん」です。今回は、旧正月の準備で賑わう市場や100年に一度の修復が行われているお宮の話題をお伝えします。

台北・濱江青果市場

あすは旧正月!台北市内にある青果市場は、正月料理作りに欠かせない肉や野菜などを求める買い物客でごった返しています。

しかし物価高騰の波が人々のお財布を直撃しています。果物のレンブは日本円で約560円からおよそ3割値上げして約750円に。料理によく使われるトマトも600gあたり約330円から約400円となり、料理に欠かせない北海道産の帆立も1キロあたり約7600円だったものが約9000円と2割り増しになっています。

わんさか台わん 旧正月の準備で賑わう市場 ほか

海産物屋「今年のホタテは価格が高騰しており、大きいものほど値上がり幅が大きいです。」買い物客「いちごも例年より高く、大粒のいちごを一箱買ったら約5200円もしました。」「私からすればもう全てが高いですよ。海産物もすごく高いです!」

様々な食材が値上がりするなか、人気なのは大きな価格変動がなかった鶏肉です。

鶏肉業者 楊さん「今よく売れているのは鶏もも肉ですね。最近は主婦層の方々に人気で定番料理によく使われています。」

人々はお得な食材を見極めながら旧正月の準備を進めていました。

雲林県 西螺福興宮

わんさか台わん 旧正月の準備で賑わう市場 ほか

修復師「今は煤を取り除いているところです。」

雲林県にあるこちらのお宮では、100年に一度の修復が行われています。すすや汚れで色褪せた柱の彫刻や絵画に、修復師が1カ月かけて丁寧に色を入れ直していきます。

修復師 余念祖さん「直射日光や雨水による剥離で、亀裂の入り方が異なり、老化の進み方にも違いがでます。そのため、適切な処理を行うために、様々な溶剤を使ったテストを行っています。」

旧正月に向けて絵画や彫刻を傷つけないよう慎重な修復作業が進められていました。

雲林県

人々が挑戦しているのは、台湾でおなじみの「ポイ占い」。赤い木片を投げ、その落ち方で運勢を占うものです。こちらのお宮では願いを込めた灯りを奉納した人向けにプレゼントが当たる「ポイ占い」を行いました。一番運が良かった人には電気自動車がプレゼントされるのだそう。

わんさか台わん 旧正月の準備で賑わう市場 ほか

他のお宮でも、魔除けになる翡翠のお守りや福袋が用意され縁起物を求めて、多くの人が訪れていました。

新たな年が、福に満ちた素晴らしい1年になりますように!