前市長の死去に伴い実施された沖縄市長選挙は、2025年1月26日に投開票が行われ、市政の継承を訴えた新人の花城大輔さんが初当選を果たしました。
桑江朝千夫前市長の死去に伴い実施された沖縄市長選挙は、2025年1月26日に投開票が行われ市政継承を訴えた新人で前の県議会議員・花城大輔さんが新人の仲村未央さんを破り初当選を果たしました。
初当選を果たした花城大輔さんは「桑江市長の仕事を高く評価している人が多かったこと、桑江市長の誠実性、愛されるような人柄がこの結果に結びついたと思っている。(桑江市長に)沖縄市を守ることができましたと、市長の思い描いていた沖縄市はこんなもんじゃないと思っているので、それをしっかりやらせていただきますと報告したい」と述べました。
花城さんは、推薦を受けた自民・公明の組織力を活かしながら、桑江前市長からの市政の継承を前面に押し出して選挙戦を戦い、有権者からの評価を得た形となりました。
一方、オール沖縄勢力からの支援を受け、市政刷新を訴えた仲村さんは及びませんでした。落選した・仲村未央さんは「とても短い選挙期間だったので、市政の検証なども十分に果たせなかった、そのことが非常にわかりにくい形で争点化できなかった部分が大きかったと思うので、ひとえに私の力不足だと受け止める」と述べました。
夏に参院選を控えるなど多くの選挙が行われることし、先週の宮古島市長選に続き支援した候補者が落選した状況について玉城知事は、「今後どのような体制や連携を構築していくかということは今後の選挙においても重要なポイントになっていくだろうと思う」と述べました。
当選から一夜明けた2025年1月27日、花城さんは、沖縄市役所に初登庁し、当選証書を受け取った後、職員の前で訓示しました。
花城沖縄市長は「桑江(前)市長が話していた慈愛と謙虚な心、そこを土台として、皆様と一緒に仕事をさせていただきたい」と述べました。
市政継承を訴えた花城さんの市政運営が1月27日から始まりました。