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石垣市の平得地区では、毎年恒例の「種子取祭」が行われ、ことしの五穀豊穣と地域住民の健康を願いました。
早朝の多田浜。地域の各御嶽の神司たちが、カゴに盛られた五穀の種子を神前に供え、ことしの豊作を祈願しました。
この海岸は、石垣島に初めて五穀が伝来した場所だと伝えられていて、平得地区の種子取祭は、ここでの祈願から始まります。
その後、集落内の御嶽に場所を移して、婦人会や老人会による舞踊やエイサーなどの芸能が、奉納されました。
祭りの最後には、御嶽の前で農耕馬が颯爽と駆け抜ける「カタバル馬」と呼ばれる神事が行われ、馬が早足で駆け抜ける様子に、見物客は、大きな拍手を送っていました。