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沖縄空手の歴史などを学ぶ講座が17日開かれ、県内に空手が普及するきっかけを作ったとされる人物についての研究成果が紹介されました。
この講座は、沖縄空手会館で開催中の企画展にちなんで開かれたものです。この日は空手の歴史研究をしている仲村顕さんが講師を務め、近代の空手普及のきっかけを作ったとされる松田盛永に関する研究について講演しました。
仲村さんが調べた文献などの記述によると、1904年に首里高校の前身である県立第一中の生徒だった松田が、クラス会の余興として空手を演武した際、それを見た校長が心身の鍛錬になると空手を学校教育に導入したことがきっかけで、空手が県内各地へ普及していったということです。
また、仲村さんが調べたアメリカの出入国記録などから、松田が1906年にハワイに渡り、県人会組織を作っていたことも紹介されました。
この講座は来月7日にも開かれる予定で、企画展は3月25日までです。