経済に関するニュースをわかりやすくコンパクトにお伝えするビジネスキャッチー、まずは年末年始の航空路線の利用実績についてです。
各航空会社によりますと、最大9連休と例年に比べて長い休暇だった事もあり、沖縄路線の旅客数はおよそ55万3000人でした。
国内航空会社のJALグループ3社とANA、そしてスカイマークは先月27日から今月5日までの沖縄路線の利用実績を発表しました。旅客数は2023年の同じ時期に比べ9・8%、およそ5万人増の55万3259人でした。
JALグループの総旅客数は去年と比べ5%増えて22万996人。そのうちJTAは10%増の9万5979人と好調でした。グループ3社の提供座席数は0・2%減の25万7037席で、搭乗率は99・8%でした。グループ担当者は「長期連休で離島路線が好調だった」と話しています。
ANAの旅客数は17・1%増の27万9162人で、提供座席数は9・8%増えた32万3291席。搭乗率は86・4%でした。ANAは「新型機導入で座席数が増えたことや羽田線などで臨時便があったこと、セールを早めに売り出しキャンセルが少なかったことが好調の要因」と話してます。
またスカイマークは5万3101人と去年を下回っていて「下地島空港での路線は好調だったものの、減少した便もあり今後巻き返したい」と話しています。
一方ピーチは国内線全体の旅客数は19万9220人で、沖縄路線は8割ほど伸びたということです。
さて、年末年始も沖縄観光は絶好調といっても良い状況でしたが、空の玄関那覇空港の混雑ぶり、今月5日に撮影した那覇空港の様子をご覧ください。
年末年始を沖縄で過ごした帰省客や観光客のUターンのピークは4日と5日でしたが、こちらは出発ロビーに向かう人たちが訪れるエリアです。手前がタクシーなどの公共交通が乗客を降ろすための道路で、画面の奥が自家用車で家族などを降ろすためのスペースが設けられた道路となっています。駐停車は禁止ですが、乗り降りをしている様子がない乗用車が並んでいます。また荷物を持った人が乗り込む様子が見られました。出発ではなく到着した人を迎えるためにこの場所に停車していたようで、明らかにマナー違反と言えます。
県内の経済団体では去年世界に開かれた沖縄の姿を目指し、ゲートウェイ2050を発表し、那覇空港の未来像を描きました。2040年までに整備を終えたい考えですが、既に待ったなしの状況にきているようです。