日本女子バスケのトップリーグ、W(ダブリュ)リーグの試合が、初めて沖縄アリーナで行われ、知名祐里選手が2年ぶりに沖縄でプレーしました。
初めて沖縄アリーナで開催されたWリーグの公式戦。おとといの第1戦にはおよそ3000人の観客が詰めかけました。ENEOSにはキャプテンで日本代表にも選ばれている「宮崎早織(みやざき・さおり)」をはじめ、プロ野球の「オコエ 瑠偉(るい)」の妹「オコエ 桃仁花(もにか)」などが所属している現在リーグ3位のチーム。
一方、シャンソンは、西原高校出身の「知名 祐里(ちな・ゆうり)」がポイントガードとして活躍しているリーグ4位のチームです。
シャンソン 知名祐里「シャンソンVマジックの知名祐里です。みんなに「ちな」って呼ばれています。アピールポイントはアグレッシブな「ディフェンス」と「アシスト」です。沖縄の皆さんいつも温かいご声援本当ありがとうございます。皆さんのおかげで離れてても頑張れています。」
初戦、知名はベンチスタート。第1Q、シャンソンの佐藤由璃果(さとう・ゆりか)が連続シュートを決めリードを奪いますが、ENEOSはオコエ桃仁花(もにか)が3Pシュートで追撃します。
ここで、シャンソンは、知名祐里をコートにあげると場内からは大きな拍手が上がります。森美月からのパスをもらった知名。フェイントをかけたシュートで得点を決めます。
第2Q、追いかけるENEOSはオコエの3Pシュート。3点差まで迫ります。それでもポイントカードの知名は、素早いパスをつないで、相手を翻弄し、流れを渡しません。
この日は、3得点3アシスト。オフェンスの流れを作り、チームの勝利に貢献。シャンソンは、リードを保ったまま71対52で勝利しました。
シャンソン 知名祐里「アリーナには凄くあこがれがあったので、その舞台で実際にプレーすることが出来てすごくうれしい気持ちでいっぱいです。今日は、スタートの立ち上がりの部分ですごくいい流れで入れていたので、私が入った時には、その流れをより良くしようという気持ちで入った。あとは、自分の持ち味であるディフェンスからって言うのを心に決めていたので、そういう気持ちでコートに入りました。」
多くのファンが詰めかけた2戦目。途中からコートに入った知名でしたが、この日は、なかなか見せ場が作れません。前半で、47対27と大量リードしていたシャンソンですが、後半に入ると、ENEOSに追い上げられ宮崎早織のシュートで6点差まで詰められます。
第4Q、思い切ったプレーを心がけたという知名がリングを射止めると、終了間際には、相手をフェイントでかわし、華麗にチーム100点目のシュートを決めて試合終了。知名は、2年ぶりの地元・沖縄での試合で躍動し、シャンソンの連勝に貢献しました。
シャンソン 知名祐里「帰ってきてここ沖縄でプレーできたことが、すごくうれしいですしこれからまた頑張る活力になったので沖縄から離れて静岡にいるんですけど、沖縄の心は忘れてないですし、やっぱり沖縄が、大好きだなっと思えた試合だったので、これからもチーム一丸となって頑張るので応援よろしくお願いします。」
知名選手は、今年の5月に行われるW(ダブリュ)リーグのオールスターゲームファン投票中間発表で、Under26の1位の投票を獲得しています。