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はじめは昨年度のランキングのニュースから。東京商工リサーチ沖縄支店はおととい2023年度の県内企業利益ランキングを発表しました。

東京商工リサーチ沖縄支店では2023年4月期から2024年の3月期の間に決算期を迎えた県内法人企業のうち当期純利益が2000万円以上の企業の利益の総額を集計していて、2008年から県内法人利益ランキングとして発表しています。

当期純利益が2千万円以上の企業は、前年度から119社増えて1215社、利益の総額は前年度から12.1%増え1783億2161万3000円となり3年連続で前年度を上回り過去最高を更新しました。

東京商工リサーチ沖縄支店喜舎場忍さんは「コロナ禍の回復が鮮明になったというのもありますけれども、個人消費が堅調のなかで、物価高に伴う価格転嫁を進めて利益を押し上げているかな」と語りました。

また、業種別では統計開始以来、変わらず「建設業」が一位になったものの建築資材の高騰などが影響して利益が圧迫され利益の総額は、2年連続の減となりました。

さらに喜舎場さんは「建設業は元請けの方が何社かで勝負して受注の発注者を決めていきますでしょ。そこで価格を絞って入札していくのでその分資材が上がっていくなかでなかなか上げられず、見積りと合わせてやっていくので追いついていない。見通してとしては、景気の回復を追い風に社数金額も流れからしたら伸びていくのかな?物価高に伴う価格転嫁も進んできているということも追い風になるかなと思います。」と続けました。

企業別利益ランキングでは、沖縄セルラー電話が6年連続1位をキープ次いで、サンエー、3位は沖縄銀行となりました。