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2025年1月7日、旧暦の12月8日は「ムーチーの日」です。那覇市の商店街は、朝からムーチーを買い求める人で賑わいを見せています。

本村杏珠記者は「月桃の香りがほのかに広がるこちらの商店街。ムーチーを求め朝から多くの人が訪れています」と伝えました。

「ムーチー」は、旧暦の12月8日に月桃の葉に包まれた餅を食べ無病息災や、子どもの健やかな成長を祈る沖縄の伝統行事です。1月7日、那覇市の市場本通りにある「松原屋製菓」では、ムーチーを求め販売前から多くの人が列を作っていました。

買いに来た夫婦は「好きなムーチーの味は?」と記者の質問に、妻は「私は黒糖です」と答え、夫は「自分は紅イモが好きです」と答えました。

別の夫婦は「毎年(ムーチー)は恒例なんで楽しみにしています。甘いんで、お孫ちゃんと一緒に」と答えました。

買いに来た子どもとお母さんは「みんな健康に元気に、今年も過ごせたらなと思っています」と答えました。

この店では、黒糖と紅イモのムーチーを2000個ほど用意しているということです。沖縄市の保育園では、子どもたちがムーチーづくりにチャレンジしました。

もりのなかま保育園・美里園では、3歳から5歳の園児およそ50人が、ムーチーの由来を学んだ後、早速、作業を開始!「どんな気持ちコネコネしているんですか?」と記者の質問に園児は「楽しい気持ち」と答えました。

別の園児は「おいしくなーれ、おいしくなーれ、めっちゃおいしそうになってきた」と話しました。

黒糖味や紅芋味の餅粉を、手でこねて形を整えていきます。子どもたちは、丸い形にしたり、蛇のような長~い形にしたりと、思い思いのムーチーを月桃の葉で包んでいました。

男子園児は「ムーチーってどんな意味があるんですか?」と記者の質問に「おにをたおすため!」と答え、「ムーチー食べたらどうなるんんですか?」と記者の質問に「健康になる!」と答えました。

女子園児は「みんな包むのも上手だね~!ムーチー作ってみてどうだった?」と記者から聞かれると「楽しかった」と答えました。そして、全員で「できた~」と話しました。

子どもたちが、一生懸命作ったおよそ150個のムーチーは、おやつの時間に食べたということです。