さて続いてはこちらです。きのう那覇市のホテルで開かれた県内31の経済団体の合同新年会。玉城知事や各市町村長、国会議員も加わって盛大な宴となりました。
みなさんの表情も明るいですね。集まったのは総勢650人。観光サービス業や製造業などあらゆる業界が一堂に集まった場で今年はどんな年になるのか、したいのか、伺いました。
「乾杯!」
業種も様々で県内だけでなく本土企業の経営者らも加わり県経済の発展を目指して活動をしている経済同友会。その代表幹事の一人沖縄電力の本永社長です。
今年の沖縄経済は?
沖縄電力本永社長「はい成長でございます。景気は上向きだと思います。上向きになって欲しいと願っております。やはり観光客も増えていますし、今年はジャングリアがオープンするので、観光の目玉として新しいテーマパークがオープンするというのは、県民のみならず県外海外の人からも注目が高いと思うのでそれに伴って成長が期待できると思います。」
沖縄の基幹産業「観光」にかける期待はどの業界も同じです。沖縄観光コンベンションビューローの下地会長が記したのは「豊」の文字。
沖縄観光コンベンションビューロー下地会長「今年は昨年以上に観光が大きく成長すると思っています。いろんなプラス要因もあります。人手不足はありますが国内海外から沖縄に寄せる期待は大きいので沖縄側としてはしっかり受け入れをして、その上で観光客も県民も豊かな、経済的にも精神的にもすべてが豊かになりたい、そういう一年にしたい」
沖縄ツーリスト会長東良和さん「今年の沖縄観光は右肩上がりだという風に確信しています。それに加えて観光業界が他の産業を巻き込んでいく、それによって小さなつむじ風を竜巻にして台風にするというような形でいけたら良いなという風に思っています。今年は大阪万博もあったりします。沖縄においては那覇空港の国際線が昨年の後半から増便になっているので、まだコロナ前の那覇空港発着の国際線は戻っていないのですが、8割近くまできました。今年はまだまだ伸びると思いますので、伸びしろはあると思いますので頑張っていきたいなと期待しています。」
地域の商工業者の経営支援を行う商工会を束ねる県商工会連合会の米須会長も好景気に期待しています。
県商工会連合会米須会長「ことし僕は還暦を迎えるんだけど経済が回る年になると思っていて、インフレに賃上げが追いついて経済が好循環で回る年になると信じております。いい年になりますように。沖縄はタイムラグがあって(去年は)経済の好循環は感じられなかったと思いますけど、今年はみなさんにも我々中小企業にとってもいい年になるんじゃないかと思っています。」
県経営者協会宮城茂会長「働く皆さんの賃金をあげる、それは経営者の責任だと思っています。成長し賃上げが実現した暁には消費を拡大させていい循環に回ればいい。観光がリーディング産業として県内景気を引っ張ってもらいたい。去年経済団体から出されたGATEWAY2050プロジェクトがさらに前進すると思いますので、沖縄経済の先行きは明るい。」
宮城会長が語るゲートウェイ2050は那覇空港や那覇港湾施設、牧港補給地区それに普天間基地周辺エリアの開発などに取り組もうという壮大なプロジェクトです。
沖縄経済同友会渕辺美紀代表幹事「コロナが終わった後、観光が順調に伸びて国内観光客はコロナ前に戻ってますので非常に活発に動いてきた年、GATEWAY2050プロジェクトが公表されて動き出しましたので私たち経済界としては夢を持ってみているところです。夢と希望ですね。コロナ前を超えて、かつトランプ大統領が就任して日本がどうなるかわかりませんけれども、いろんな苦難も乗り越えての越えて今年は「超えて・越えて」で考えています。必ず景気は良くなると、良くしたいと思っています。」
那覇商工会議所金城会頭「これから後10年後20年後、30年後のさらなる経済成長をするために昨年からGATEWAY2050プロジェクトの推進協議会を立ち上げた。今年は推進協議会についてもしっかりと協議会としてプロジェクトを進めていきたい。ご覧になってください。これだけの新年会にこれだけのお客さんが来られてやはり景気が良いそして今年も景気を良くしたいという思いが経済界の皆さんの中にあるわけですね。きっともっと良くなる。」
県経済を代表する方々のコメントでしたが、希望に満ちていました。賃金も上げるという話もありましたね。大いに期待しましょう。ビジネスキャッチーでした。