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訃報です。ひめゆり同窓会の前の会長で長年、平和の尊さを伝える活動に尽力した玉城節子さんが2025年1月1日、老衰のため亡くなりました。96歳でした。
玉城さんは、1928年7月27日生まれで戦時中は、県立第一高等女学校4年生で宮崎県に疎開していました。戦後は、2012年から10年間ひめゆり同窓会の会長を務めたほか、沖縄戦に動員された県内21校の元学徒らでつくる「元全学徒の会」の立ち上げに関わり、2018年から4年間、共同代表を務めるなど平和の尊さを伝える活動に力を尽くしました。
親族によりますと2025年1月1日、老衰のため、那覇市内の施設で亡くなり、葬儀は、1月5日に、親族のみで執り行われたということです。
ひめゆり平和祈念資料館の普天間館長は、「責任感から会長を引き受けられたと思う。いつも資料館の運営を気にかけ、活動を支えて下さった。また『元全学徒の会』の活動にも尽力し学徒の戦争体験を未来へ残してくれた」と玉城さんを悼みました。