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自衛隊などの利用を念頭に民間インフラを整備する政府の方針を巡って、先月、港と空港に加えて道路も対象となることがわかりました。市民団体からは疑問の声が出ています。
政府は民間の空港や港を「特定利用空港・港湾」に指定し、自衛隊の利用などを念頭に整備する方針を打ち出していて、県内では石垣港と那覇空港が指定されています。
この中で2024年12月20日、政府は、空港や港と自衛隊の施設アクセスの向上を理由に道路も指定対象とすることを決めました。
政府は2025年3月までに、運用や整備の方針を示すことにしていますが、指定対象の道路や、民間利用の扱いなどは明らかになっていません。
こうした動きを受け「ノーモア沖縄戦・命どぅ宝の会」は12月26日、県庁で会見を開き、道路などの指定に反対する声明を発表しました。
声明では国道58号などの指定に危機感を示し「県民の交通、経済の生命線で軍事利用は許されない」と訴えています。