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二十歳を迎える男女が晴れの舞台で着用する着物。そのレンタル契約をめぐり、すでに料金を支払った業者と連絡が取れなくなるトラブルが起きていることがわかりました。

関係者などによりますと、袴や振袖といった「はたちの集い」に着る晴れ着の契約をめぐってトラブルになっているのは、名護市の業者です。

この業者の代表を務める男性が本島北部地域で客から注文を受け、代金を預かり提携している那覇市の貸衣装会社が業者からの代金の振り込みを確認した後に衣装を用意することになっています。

現在、分かっているだけでこの業者は120人と契約、730万円ほどが支払われたとみられますが、提携している貸衣装会社によりますと注文のみで代金の振り込みはされておらず、2024年9月から業者の男性と連絡がとれなくなっているということです。

この業者と契約をした客は、2024年11月、無料通話アプリで問い合わせると、「絶対大丈夫」などと返信がありましたが、その後、連絡が取れなくなったということです。

客の一人は「裏切られたという気しかない。人生で一回のイベントなので、今は本当に自分でどうにかしようとしているというのがあって、こんなことをしてしまった代表には、自分は一番許せない」と話しました。

貸衣装会社によると、この業者は、これまでの売り上げ金も着服もあったとして告訴の手続きを進めているということです。