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県内で大規模な地震と津波が発生したことを想定した電力会社主催の防災訓練がきょう2024年12月6日、浦添市などで行われました。
この防災訓練は、災害発生時の電力供給の確保と停電時間の短縮を目的に毎年行われているもので沖縄電力の社員や関連会社から、およそ2000人が参加しました。
今回の訓練は震度5強の地震が発生し大津波警報が発表されたことを想定。社員全員が敷地内にある海抜12メートル以上の場所へ経路を確認しながら避難し本社に設置された対策本部では、各地の停電や発電設備の被害状況などが共有され、それぞれの対応策が協議されました。
次に、電線を復旧させる訓練ではドローンで周囲の安全と損傷箇所を確認したあと、作業員が実際に鉄塔にのぼり、修復作業を行いました。
沖縄電力防災機器管理室の松原淳室長は「想定外をどれだけなくしていくかが大事。こういった訓練の中で気づきと反省が生まれてくるので、繰り返し改善して万全の体制にできるだけ近づけたいと考えている」と話しました。
また、北中城村の大型商業施設の駐車場では、今回からはじめて、県外の電力会社から応援を受け入れる訓練も実施されました。