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過労死や体や心に支障をきたす過重労働などの解消に向けて、現状や課題について考えるシンポジウムが宜野湾市で開かれました。

このシンポジウムは、沖縄労働局が労務を管理する担当者を対象に過重労働の解消やハラスメント防止を目的に開いたものです。

宜野湾市で開かれたシンポジウムには企業の管理職や労働組合の関係者が参加し、そのなかで沖縄労働局の岡崎彰労働基準部長は「過労死等防止対策推進法が施行されても、依然、過労死は社会問題であり対応が求められている」と述べました。

また、顧客からの著しい迷惑行為、「カスタマー・ハラスメント」について招かれた講師が実例をあげながら企業の取るべき対策について説明していました。

関西大学社会学部・池内裕美教授は「(暴言を受けた)当該従業員の発言を否定するような発言とか言動とかは行わないように、聞き取るだけでじゃなく速やかに対応するような姿勢も見せてあげて下さい、とにかく問題を一人で抱え込ませないように」と話しました。

また、カスハラへの対応について「辛い思いをしているのは自分だけではないと知ることで心の負担が軽減される」とアドバイスを送りました。