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人口減少や少子化により社会問題化しているお墓について考える催しが那覇市で開かれました。那覇市の県立博物館・美術館で開かれたこの催しは、公益財団法人沖縄県メモリアル整備協会の設立30周年を記念したものです。
近年お墓を新たな場所に移し替える改葬が増加している一方で、誰も受け継ぐ人が無く放置された無縁墓の増加という課題があり、問題の認識や当事者意識を持って考えるきっかけにしてほしいと開催されました。
基調講演では琉球大学名誉教授の高良倉吉さんが「沖縄のお墓の歴史」をテーマに講演し、地域単位のお墓が存在していたことなど、多種多様なものが点在する沖縄のお墓の歴史を紐解きました。
また県内で改葬を希望する6割以上が継承者不足を理由にしているなど、データから見える課題やパネルディスカッションもあり、お墓について考えるきっかけとなっていました。