中村アナ「11月に入り、沖縄も段々と秋めいてきましたね~」
玉城アナ「秋!と言えば、首里城正殿の再建工事の完了は2026年秋!つまり完成まで残すところ2年となりました。先週末、那覇市内を華やかに彩った首里城復興祭の模様とともに復元が進む首里城に、思いを寄せる人々の声を紹介します」
那覇の街に「琉球」の風が吹きました。 沖縄の秋の風物詩・「首里城復興祭」国王が国の安寧などを願い 首里城下の寺を参詣した様子をモチーフにした「古式行列」では鮮やかな衣装に身を包んだ一行が 首里の町を厳かに練り歩きました。
王国時代の華やかな様子を約400人の大行列で再現した「琉球王朝絵巻行列」では まるで数百年前の沖縄にタイムスリップしたかのような光景に、訪れた人は目も心も奪われました。
家族で見物「グーってなって、グギャーって、パーンってなってすげーってなるの」
見物客(那覇市・ご夫婦)「これはもう沖縄ならではだからね、素晴らしいと思う」「いつ見てもすてきだなと思う」
「再建」へのカウントダウンも始まっています。2026年の秋、つまり正殿の完成まで、残すところ「2年」となりました。在りし日の姿へ。面影を取り戻しつつある「首里城」に対する人々の期待も高まりを見せています!
夫婦で参加(浦添市)「なかなか中に入る機会は無いので間近で見たいなと思って参加した」
普段は ガラス越しにしか見学できない正殿の復元過程が間近で見られる 「首里城復興 特別見学ツアー」電話での事前予約製でしたが受付開始から約1時間で60人の定員が埋まってしまう程の人気でした!
沖縄美ら島財団 上江洲さん「首里城って赤いって思っているでしょ だけど下地は黒いです 下地から赤くする必要はないので だから黒い首里城が見られるのは今ぐらい」
現在正殿は、赤瓦を漆喰で固定していく作業や漆を重ねる工程が進んでいます。完成途中、「今だけの姿」に参加者は興味津々です。
高校生(那覇市)「首里城をこんな間近で見る機会はなかなかないこれからも多分ないから いろいろ知れて楽しかった」
高校生(那覇市)「燃えた時は、小学生で自分たちは今、高校生で2年後と言ったらもう成人していて大人だが。こうやってだんだん首里城が完成に近づいていることがすごくうれしい」
沖縄美ら島財団 上江洲さん「首里城って結構まだ工事中で開いてないと思っている人が多いが 実は毎日(ガラス越しに復興の様子が)見られる。完成は2年後だが 工事中の風景は今しか見られない 今だけの首里城なので ぜひ完成前の首里城を 県民に見てほしいと思う」
あの火災から5年。そして本格的に工事が始まってから2年。
来園者(首里在住)「楽しみ。すごく心待ちにしている」
ようやく再建の現場に足を運べるようになったと話す来園者も。
来園者「なかなか来られなかったんですね。燃えた後、来るのがつらくて。復興祈念ということになっているし なかなか段階的な作業は見ることができないのでそれは今しか見られないことなので心に刻んでおこうと思った」「ひとつひとつが愛おしいというか本当に長年 ずーっとずっとそのままでいてほしいという気持ち」「またみんなの宝 県民の宝 国民の宝になって欲しいと思う」
沖縄のシンボルの復興を願う人々の姿は日が落ちても。まつりと時を同じくして開催されたのは、首里城へ 希望の燈(あかり)を届けようと行われているランタンウォークです。県内外 約1000人の参加者が 温かな光を手に県庁前からゴールの守礼門を目指して およそ4kmのコースを歩きました。
家族で参加(宜野湾市)「足痛い~」母「坂道多いからね でも頑張っているね!」
浦添市 家族で参加(弟と姉)「(Q.どんなこと考えて歩いている?)食べ物。お腹空いたから。元通りになって欲しい早く」「首里城早く元に戻るの頑張ってね~(バイバイして!)」
親子で参加(那覇市)「無事にまた首里城が復活するように みんなの願いが届くようにと言うことで頑張りました」
家族で参加(那覇市)「(歩いてみて)大変だった(Q.みんなで歩いてどうだった?)楽しかった~」「なかなかこんな機会無いので大変だったけどとても楽しく家族で歩けた 早く美しい首里城が復活してほしい」
みんなの「願い」は…
「楽しみにしてます~首里城また綺麗な姿見せてね!」
「私たちウチナーンチュの宝首里城 心の支え」
「首里城に早く会いたいです」
みんなの思いをのせて 令和の首里城・正殿はちょうど2年後、2026年秋に完成予定です!