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2016年に名護市で起きたオスプレイの墜落事故について、自衛隊が内部文書で、「墜落」と表現していることがわかりました。この事故について防衛省はこれまで「不時着水」と主張していました。
事故は2016年12月13日、名護市安部の海岸に普天間基地所属のアメリカ軍のオスプレイが墜落したものです。
今回、QABが防衛省から情報公開で入手した文書は、事故翌日、救難に出動した航空自衛隊の部隊司令部が、対応をまとめたものです。文書では事故について「墜落」と断定する表現が用いられています。
稲田朋美防衛大臣(当時)「コントロールを失った状態での墜落ではないと考えています」
防衛省は当時、機体は「コントロールを失っていない」として事故は「不時着水」との見解を示していました。
翁長雄志知事(当時)「写真等含めていろんないきさつを聞きますと、どうしても墜落としか思えない」
内部文書について、防衛省や自衛隊を取材してきたジャーナリストの布施祐仁さんは。
布施祐仁さん「機体が大破した状況をみれば、普通であればあれは『墜落』と。実際に現場を見た、救難に携わった航空自衛隊の部隊は感じたまま書いたのではないか」
航空幕僚監部はQABの取材に「墜落」との表現は「誤表記」と回答しています。オスプレイを巡っては先月27日、与那国島で陸上自衛隊の機体が地面と接触する事故を起こしています。
QABが入手した内部文書