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事故の公表が、衆院選の投票終了直後のタイミングだったことから、疑念も起きています。与那国島で自衛隊のオスプレイが機体の一部を損傷した事故で、中谷防衛大臣は29日の会見で、オスプレイの安全性は問題ないと強調しました。

この事故は、10月27日午前11時ごろ、与那国駐屯地を離陸した陸上自衛隊のオスプレイが、機体が左右に揺れて、不安定な状態となり、左側の翼の一部が地面と接触して損傷したものです。

中谷防衛大臣は「現在事故原因については調査中でございますが、防衛省といたしましては、オスプレイの安全性については問題ないと考えております」と述べました。

中谷防衛大臣は、29日の会見でオスプレイの安全性について問われ「問題ない」と強調しました。事故当日(10月27日)は、衆院選の投開票日で、事故は投票が行われていた午前11時ごろに起きていたものの、防衛省が報道機関向けに公表したのは午後8時半ごろで、午後8時に投票が終わった直後のタイミングでした。

記者が「(公表まで)時間がかかりすぎているように思える。総選挙の投票箱が閉まるのを待って発表したのか」との質問に中谷大臣は「そういうことはないと私は考えている」と答えました。

中谷大臣は会見で、「情報確認・事務調整をしたうえで間違いのない事実発表をした」などとし事故の隠蔽の意図を否定しました。