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続いては高校野球です。来年春のセンバツにつながる秋の九州大会が行われています。きのう、エナジックは準々決勝で壱岐にコールド勝ちを収めて、初の甲子園に大きく近づきました。

一方2年ぶりのセンバツを目指す沖縄尚学はおとといの佐賀北戦に勝利し、きょう準々決勝、鹿児島実業と対戦しました。

相手は大分1位の明豊に勝利した鹿児島2位の鹿児島実業。9年ぶりの春のセンバツを目指しています。沖縄尚学の先発は、1年生エース 末吉良丞(りょうすけ)。最速150kmのストレートを誇る左腕は1回、スライダーで空振り三振を奪うなど、3者凡退に抑えます。

高校野球秋の九州大会 エナジックに続けるか 沖縄尚学が春のセンバツかけ鹿児島実業と対戦!

沖縄尚学打線は1回ウラ、2アウトから3番新垣瑞稀、4番宜野座恵夢(えいむ)が連続フォアボールでチャンスを作りますが、5番安谷屋春空はセカンドフライに倒れ、先制とはなりません。

2回ウラ、初戦で4打数3安打2打点と好調の先頭バッター6番比嘉大登がセンター前ヒットで出塁すると、送りバントと進塁打で2アウト3塁とし、初戦で勝ち越しタイムリーの9番ピッチャー末吉。ショートへの強い打球でタイムリー内野安打。沖縄尚学がエースの一打で先制に成功します。(1-0)

3回、追いかける鹿児島実業の攻撃、守備のミスが重なり、1アウト満塁のピンチを招きます。雨で制球が難しい中、変化球でつまらせた末吉、ホームダブルプレーでなんとか無失点に抑えます。

4回も1アウト満塁のピンチ。相手のスクイズに対し、華麗なバックハンドでのグラブトス。これで2アウト。最後はスライダーで空振り三振。再三のピンチで踏ん張り、0点で切り抜けます。

点差を広げたい打線は、鹿児島実業のエース大野を前に3回以降チャンスらしいチャンスがつくれず、1対0で前半5回を折り返します。

高校野球秋の九州大会 エナジックに続けるか 沖縄尚学が春のセンバツかけ鹿児島実業と対戦!

6回、先頭バッター、比嘉大登がきょう3本目となるライト前ヒットで出塁すると、2アウト3塁となり、ピッチャー末吉。再びタイムリーヒットで追加点を奪います。

8回もピンチを作った末吉。しかし、きょう4つ目の三振で3アウトを取り、粘りのピッチング。8回ウラには1アウト2塁から、代打阿波根裕(ゆう)がセンターオーバーのタイムリースリーベースヒットで1点を追加。

試合は、大雨のため、あす8回途中からの継続試合となりました。途中から雨が激しくなり、グラウンドコンディションが悪い中で両チーム戦いました。沖縄尚学は、あとはあす9回を守れば、エナジックに続き、九州大会でベスト4となります。

来年春のセンバツ、11年ぶりの沖縄から2校出場決めたいですね。