公式な場でもすっかり定着しているかりゆしウェアですが、だからこそ生まれる課題もあります。
こちらごらんください。結婚式に新郎新婦に加えてその家族もおそろいのかりゆしで参列。素敵ですね。このウェアはサトウキビの絞りかすとかりゆしウエアを作った時に余ってしまう生地をアップサイクルしたものなんです。
こうした新しい「かりゆしウエア」を作るプロジェクトの関係者が「サステナブル、持続可能なファッションの魅力を感じてほしい」と会見を開きました。
バガスアップサイクル小渡晋治代表取締役の話。「アパレル産業における大量生産大量消費の流れが幾ばくかはあったのかなと思ってございますが、そういった流れの中でより沖縄のサステナブルなファショッンウエアということで、かりゆしの再発明の取り組みでございます」
会見を開いたのはバガスサイクルアップの小渡晋治さんなど県内かりゆしウエアの業界関係者3人です。
沖縄では仕事や冠婚葬祭などで広く親しまれている「かりゆしウエア」サトウキビの搾りかすを素材にしたバガスの生地とかりゆしウエアを作る際に出る余り生地に新たなデザインを施す「アップサイクル」で循環経済に取り組むとしています。
今回のプロジェクトではアップサイクルされたかりゆしウエアを結婚披露宴で着用してもらうシェアリングサービスを展開県内を訪れる観光客やMICEなどの大型会議で沖縄ならではのファッション魅力を体験し提供していくということです。
かりゆしウエアをデザインする朴さんは「琉球藍や紅型はバガスの生地にすごくマッチングする。藍染は防虫の役割があり染めた生地は20年と長く持続可能なサステナブルのかりゆしウエアになる」とプロジェクトの意義を唱えました。
アップサイクルされたかりゆしウエアは来年1月からレンタルサービスを始めるそうです。