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県職員の給与は民間との格差があるとして県人事委員会は月の給与を引き上げることなどを玉城知事に勧告しました。
県人事委員会の池田修委員長などは10月18日に玉城知事を訪ね県職員の給与に対する勧告や公務運営の課題に対する報告を行いました。
給与に関する勧告では2024年4月分の民間の給与と県職員の平均給与には9752円の差があり、その差を解消するために給与の引き上げを求めています。
また、採用試験の受験者が減少するなど人材確保が厳しくなっていることを踏まえ大卒の初任給を現行の額より2万3800円引き上げ22万円とすることも勧告しています。
これが認められれば初任給の引き上げ額は沖縄の本土復帰以降最高になるということです。公務運営の課題については長時間勤務の是正やライフステージに応じた多様な働き方の実現などが挙げられました。
勧告を受け取った玉城知事は、「職員が働きやすい勤務環境を整備しやりがいや働きがいを実感できる職場をつくることで県政の諸課題の解決を推進したい」と述べ、勧告を踏まえて給与額などを定めた条例案を今後、県議会に提出することになります。