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県のハンセン病問題シンポジウムが那覇市内で開かれ、ハンセン病の回復者や家族が現状を訴えました。このシンポジウムはハンセン病に対する差別や偏見の解消、回復者や家族の名誉回復に向けて県が初めて開いたものです。

平良仁雄さん「廃止されたはずのらい予防法は今も生きている」

登壇したハンセン病回復者の平良仁雄さんは、ハンセン病患者の隔離政策が終わった今でも回復者の親族であることを理由に離婚に追い込まれる事例など当事者がさらされている現状を訴えました。

ハンセン病回復者神谷正和さん「行政はかつてハンセン病患者を強制隔離するために費やした以上の力を注ぎ回復者や家族が安心して地域で暮らせる万策を取らねばならない」

パネル討議ではハンセン病回復者や記者などが登壇し、「学校の人権教育に取り入れてほしい」といった意見も上がっていました。