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2026年の完成を目指す首里城正殿の玉座の間に掲げられる「扁額」の漆塗りが本格的に始まりました。中国の皇帝から贈られた書をもとに作られた”扁額”在りし日の首里城では正殿2階・御差床と呼ばれる国王と家族が使用した空間に3枚飾られていました。
この扁額を制作する浦添市の作業場では2024年10月から「題字」と呼ばれる文字部分の塗りの工程がはじまり首里城の復元に20年近く携わってきた職人の手で艶やかな黒漆がのせられました。
県指定無形文化財琉球漆器保持者の諸見由則さんは「見た目も今まだ凸凹しているところがあるのでそれを全体的に直していかなきゃいけない直してまた更に塗ってそれで大体きちっとした凹凸のないものができてくる」と話しました。
題字は、このあと3回ほど塗りを重ね最終的には金箔が貼られる予定で注目される地板の黄色塗りは2024年度内に行われる予定だということです。