１２日間の選挙戦がスタートします。第５０回衆議院議員選挙がきょう公示され、沖縄では４つの小選挙区にあわせて１６人が立候補しました。立候補者の顔ぶれと各候補者の訴えを紹介します。
【沖縄１区】
那覇市と一部の離島町村を含む沖縄１区には届け出順に無所属で元職の下地幹郎（しもじ・みきお）さん、自民党公認で前職の国場幸之助（こくば・こうのすけ）さん参政党公認で新人の和田知久（わだ・ともひさ）さん共産党公認で前職の赤嶺政賢（あかみね・せいけん）さんの４人が立候補しています。
無所属・元 下地幹郎候補「貧困を撲滅する 辺野古の問題を片づける、離島に夢を持つ、沖縄県とパイプを持つ、国との間のパイプを取り戻す、この明確たる私の仕事を持って、今度の選挙に立候補して勝ってこの仕事をやるんです」
自民・前 国場幸之助候補「今回の総選挙の争点、経済です。経済であり経済であり、経済が最も重要でございます。」ＴＣ０８５９４３～（７秒）「経済を守るために外交の力を強くしていく、そのことも極めて重要です。」
参政・新 和田知久候補「今の政権にＮＯを言ってそして私たち日本人の主権を取り戻して豊かな日本をつくる、そういうつもりで今回出馬をさせて頂きました。１０年後、２０年後日本を強い国に再びするそういうような政治をやっていきたいと思っております」
共産・前 赤嶺政賢候補「憲法を踏みにじって県民に強引に基地を押し付けてくる政府」「この政府に対してウチナーウマンチュが団結して立ち上がろうではありませんか」
【沖縄２区】
宜野湾市や浦添市、中頭郡の町村を含む沖縄２区には届け出順に参政党公認で新人の今野麻美（こんの・あさみ）さん、自民党公認で前職の宮崎政久（みやざき・まさひさ）さん、日本維新の会公認で新人の赤嶺昇（あかみね・のぼる）さん、社民党公認で前職の新垣邦男（あらかき・くにお）さん、無所属で新人の比嘉隆（ひが・たかし）さんの５人が立候補しています。
参政・新 今野麻美候補「参政党は食と健康ということを大事にしています。今の一次産業に携わる方の生活を支えたいという意味でも、国民県民の皆さんの命を守るという意味でも、一次産業、大切にしていきたいと参政党は考えています」
自民・前 宮崎政久候補「沖縄の将来は我々大人の責任で作るものだけれども、沖縄の将来は子供たちの手の中にあるんです。だから、その子供たちに教育をしっかり残してあげる。これからも私が沖縄の為に尽くすべき大きな課題です」
維新・新 赤嶺昇候補「結局（これまで）地位協定の改定はできなかったんです。政治は結果でございます。私はまだチャレンジャーでございますので全総力をあげて日米地位協定の改定、この一議席だと思って、私は全力を懸けていきたいと考えているわけでございます」
社民・前 新垣邦男候補「毎日のように爆音騒音、そしてＰＦОＳ、環境問題が大変な状況です」「この事を一切顧みない今の政権、だからこの２区は自公政権に取られてはだめなんです」
無所属・新 比嘉隆候補「（コロナ）ワクチン被害者を救済する制度を作る、日本国民の命を守るために私の命を懸けて全力で取り組みます」
【沖縄３区】
沖縄市やうるま市、名護市と国頭郡の町村を含む沖縄３区には届け出順に立憲民主党公認で前職の屋良朝博（やら・ともひろ）さん、自民党公認で前職の島尻安伊子（しまじり・あいこ）さん、参政党公認で新人の新城司（しんじょう・つかさ）さんの３人が立候補しています。
立憲・前 屋良朝博候補「今回の選挙の争点、裏金隠しそれ以外にあるでしょうか。古い政治を打ち破っていくことこそ今回の選挙の大きな大きな焦点になるはずです」
自民・前 島尻安伊子候補「子どもの夢が叶う沖縄、それをつくりたい、この一心で走ってまいりました。これからもこの思いを胸に秘めて、皆さんと一緒に走っていきたいと考えている」
参政・新 新城司候補「今の世界、沖縄もそうですがお互いがいがみ合いこのような状況では決してよくなりません。みんなが安心して暮らせる豊かな社会の実現のために共に頑張っていきましょう。日本をなめるな」
【沖縄４区】
本島南部の市と町、宮古・八重山を含む沖縄４区には届け出順に立憲民主党公認で新人の金城徹（きんじょう・とおる）さん、日本維新の会公認で新人の山川泰博（やまかわ・やすひろ）さん、自民党公認で前職の西銘恒三郎（にしめ・こうさぶろう）さん、れいわ新選組の公認で新人の山川仁（やまかわ・ひとし）さんの４人が立候補しています。
立憲・新 金城徹候補「生活に苦しい方々に手を差し伸べる。そのような当たり前のことが出来ない今の政治。本当に変えていかなければなりません」「私は問題解決には政権交代しかないと思っております」
維新・新 山川泰博候補「保育から大学まで大阪では無償化がスタートしているんです、大阪にできて沖縄にできないことはない大阪の設計図を参考にしながら沖縄にふさわしい教育の無償化を必ず実現させる、そして全国にも教育の無償化を広げていく」
自民・前 西銘恒三郎候補「強い沖縄経済を作る原点の一つに、第一次産業農業・漁業を含めて加工も含めていかにして所得を上げていくのか。今回の選挙の争点の大きな一つだと思っております」
れいわ・新 山川仁候補「南西シフト、ミサイル配備には一切妥協せず反対をしていきます。離島格差がなくなるように積極財政支援を行いながら皆様方が今必要としている取り組みを進めていきます」
今回の選挙戦では、辺野古新基地建設への対応や子どもの貧困対策、沖縄振興を含む経済対策などで論戦が繰り広げられる見込みです。衆議院選挙は、きょうから１２日間の選挙戦に突入し期日前投票は、あすから始まり、一部の地域を除き今月２７日に投票、即日開票されます。
