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2022年7月、那覇市の認可外保育園で乳児が死亡した問題で、両親が園などを訴えた裁判が始まりました。

裁判は2022年7月30日に那覇市の認可外保育園「緑のすず乃保育園」で生後3カ月の男の子が死亡した事故をめぐり、両親が園と市・国にあわせて9000万円あまりの損害賠償を求めたものです。

両親の弁護士は園がうつぶせ寝か、うつぶせ寝にしかなり得ない体勢で寝かせた点や、保育事故を防ぐために必要な寝ている様子の確認を怠った点などが安全配慮義務違反にあたり男の子を窒息死させたと主張。

一方、園側は、男の子の死因は明らかになっておらず、乳幼児突然死症候群の可能性もあるとして争う姿勢をみせています。

裁判後に両親は「裁判をすることで息子が帰ってくるわけではないが、未来の子どもたちの命が救われる方向に世の中が進んでいけばいいと思う。事故当日に何があったかを知りたい」と話しました。