話題の経済情報やトレンドをより詳しくお伝えする「注目ビズ」沖縄発のコインランドリービジネスを手がける「フトン巻きのジロー」についてお伝えします。布団を洗うという新しいランドリー文化を生み出し全国進出も果たしたフトン巻きのジローの次なる一手とは?
山城アナウンサー「ああ~1日でこんなに洗濯物たまっちゃったな~」
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「山城さん!外です!外にきてくださ~い!」
山城アナウンサー「え?外? あれなんですか?」
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「ここで一気に片づけましょう!」
洗わなきゃ!でも面倒くさい。そんな気持ちを解決するかもしれません!
山城アナウンサー「森下さん、ここ改めてどういう場所なのでしょう?
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「こちらは駐車場一台のスペースでできるミニランドリー、フトン巻きのコジローです」
先月末、西原町のマンションの駐車場の一角にオープンしたフトン巻きのコジロー1号店、24時間より手軽に布団などを洗ってほしい!と生まれた新サービスです。解決するのは誰もが一度は感じる「面倒くささ」
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「これ(面倒くささ)を解決するためにはマンションの敷地内に作ってしまえばそのエリアの方々は手軽に利用できる」
初めて利用する人(帽子の女性)「やっぱり近いほうが行きやすいし、利用もしやすくなるので助かります」
初めて利用する人「(コジローの)横に車が停められるので、そのままお布団を重いけどすぐ持ってこられるというのがすごくいい」
これまでコインランドリーを利用したことがない層を取り込みたい狙いがあります。コンテナの設置は、水道や電気配線の工事が行える場所であれば土台の基礎工事から2週間ほどで完成します。
山城アナウンサー「お~広い!2人でも一気に利用できそうです」
室内を清潔に保つため土足厳禁!洗濯物などを整えられるように台が設けられ、2台の洗濯乾燥機は既存の店舗と同じものを導入しています。
山城アナウンサー「すごくいっぱい出てきますね」
利用者「毛布4枚とブランケット1枚とクッション1つ」
これだけの量の洗濯から乾燥を110分で行いました!価格は既存の店舗と同じ!独自アプリを使ったキャッシュレス決済を推奨して集金コストを減らす事で防犯面でも優れた効果を発揮するといいます。運営する側にとっては他にもメリットが。
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「こうやって敷地内で布団が洗えるコジローみたいなランドリーがあるということ自体が(設置するマンション等の)物件の価値を高めますので、これから新たに入居者を募集するときにも付加価値として説明することもできる」
2016年に糸満に一号店をオープンしたフトン巻きのジロー、2年後には県外へ進出し今や全国150店舗にのぼっています。
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「お客さんにとって何が一番使いやすくなるかというと、安くすることに尽きる」
燃料費の高騰など、業界にとって逆風が吹く中、絶えず改革を進めることで、消費者に一番安い価格で利用してもらえるよう取り組んでいるのです。
ジローといえば、これまでスタッフを店に置く有人店舗が主流でしたが一部の店舗では、遠隔で客の困りごとに対応する機械を置いて人件費の削減したり、従来の選択コースに、肌へ優しい洗剤を使ったコースを追加して収益化を高めるなど、これまでのコインランドリーにはなかった新サービスを次々に導入しています。
ほ~洗濯機だけに選択肢を増やしたんですね~
そんな中、去年8月には通過点の一つとしていた東京プロマーケットへの上場も達成しました!
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「上場企業が今4000社ほどある中で僕自身の気持ちはゼッケン4000番ぐらいを背負ってるものだと思っている。会社がどんどん全国的に展開され、大きくなっていったときに、この会社は沖縄の会社だった、沖縄発祥ですよというルーツはすごく大事にしながらやっていきたい」
ビジネスを拡大するだけでなく県民へ還元していきたいと話す森下社長、今後の注目ビズをお聞きしました!
フトン巻きのジロー 森下洋次郎社長「フトン巻きのジローは三方良しのコジローに注目ビズ!入居者の方にとってもいい、アパートの地主にとっても物件の付加価値が上がるからいい、コジローが増えるということはより多くの県民が布団洗いを手軽にできるので県民にとってもいい、大型だったものをコンパクト化するのは小売り業の本質だと思うんですけれども、ランドリーの中で一番ミニ型サイズの作戦に今後は集中しようと思う」
森下社長によると今県内でコインランドリーは増えているんだそうです。今後、駐車場だけでなくマンションのエントランス内に住民だけが利用できるタイプのコジローも設置する計画だそうで100店舗の展開を目指していくそうです。
自分が住む場所の敷地内にあれば、行ってみようかなという気持ちになりますし、そのエリアの人たちも取り込めますよね。沖縄発の企業の躍進にこれからも注目ですね!以上、ビジネスキャッチーでした。