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4月、元交際相手に性的暴行を加えたなどとして、不同意性交等致傷の罪に問われている男の裁判員裁判で那覇地方裁判所は懲役7年の実刑判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと島袋被告は4月、元交際相手の自宅で性的暴行を加えたほか、眠っている女性の顔面を数回殴り、全治およそ4週間を要する右目の眼窩底骨折などのけがをさせたなどして不同意性交等致傷の罪に問われています。

これまでの裁判で検察は「性欲のまま身勝手な犯行で酌量の余地はない」と主張し懲役10年を求刑。一方、弁護側は「計画性がなく、反省し、更生に向かっている」として懲役5年程度が相当であると述べました。

4日の判決公判で佐藤哲郎裁判長は「性的自由の侵害の点と併せ、その責任は重い」と指摘。そのうえで「暴行を加えるなど身勝手というほかない」として島袋被告に懲役7年の有罪判決を言い渡しました。